東京都新宿区には、区民が安価に利用できる公共のスポーツ施設がいくつもあります。長期滞在の外国人の方にとって、こうした区営スポーツ施設は仕事の合間に体を動かし、レクリエーションを楽しむ絶好の場です。利用料も民間のジムに比べて非常にリーズナブルで、予約も比較的簡単です。今回は、新宿区が運営する体育館・スポーツセンターの中から、特に外国人でも利用しやすい5つの施設をピックアップしてご紹介します。どれも区民であれば誰でも利用できる施設ばかりで、日本での生活をより充実させる一助になるでしょう。
1. 新宿スポーツセンター
新宿スポーツセンターは、新宿区内最大規模の総合スポーツ施設です。屋内温水プールやトレーニングジム(トレーニング室)、大・小の体育館(アリーナ)、武道場、弓道場、幼児体育室など多彩な設備が整っています。初心者向けから上級者向けまで各種スポーツ教室やイベントも開催されており、区民の健康づくりの拠点となっています。仕事帰りに汗を流したり週末にスポーツを楽しんだりと、幅広い用途で利用できる施設です。
- アクセス・場所:東京メトロ副都心線「西早稲田駅」3番出口から徒歩5分、JR山手線・東西線「高田馬場駅」戸山口から徒歩10分ほど。新宿区大久保3-5-1に位置し、明治通り沿いにあります。
- 利用時間:午前9時〜午後10時(最終入場21時30分)。毎時55分から10分間は館内プールの休憩時間となります。
- 休館日:原則毎月第4月曜日(祝日の場合は翌日休館)、年末年始(12月29日〜1月3日)。この他、施設点検などによる臨時休館日があります。
- 利用料金:個人利用は大人400円/回、中学生以下100円/回で各エリア(プール・体育館等)が利用できます。トレーニング室とプールを両方利用できるセット券(600円)もありお得です。※新宿区在住の障がい者の方は無料利用可(条件あり)。
- 利用方法:個人で利用する場合、事前予約は不要です。直接施設に行き、入口の券売機で利用券を購入して入場します。初めてトレーニングジムを利用する際は、スタッフによる簡単なマシン使用オリエンテーションがあります。団体利用(体育館の貸切利用など)の場合は、新宿区の施設予約システムへの利用者登録が必要です。登録後、インターネット抽選や空き予約で施設を貸切利用できます。
- 注意事項:体育館エリアやジム内は土足禁止のため、運動用の室内シューズを持参してください。また運動しやすい服装で利用しましょう。プール利用時は必ずスイミングキャップを着用し、刺青・タトゥーのある方はテーピングやラッシュガード等で隠す必要があります。混雑時の体育室ではコートや卓球台の占有を避け、譲り合って利用してください。
- 公式ウェブサイト:新宿区立新宿スポーツセンター(利用スケジュールや教室案内等が掲載されています)
2. 新宿コズミックスポーツセンター
新宿コズミックスポーツセンターは、新宿区大久保エリアにある区営スポーツ施設です。8階建ての館内に温水プールや体育館(スポーツホール)、武道場、弓道場、幼児体育室などがあり、幅広いスポーツに対応しています。さらに最上階にはプラネタリウムが併設されているのが特徴で、スポーツの後に星空を楽しむこともできます。ヨガやエアロビクス、フラダンスなど様々なスポーツレッスンも充実しており、区民であれば新宿区民以外でも誰でも参加可能です。月会費不要で1回ごとに利用できるため、気軽に運動習慣を取り入れたい外国人の方にもおすすめです。
- アクセス・場所:東京メトロ副都心線「西早稲田駅」3番出口すぐ(徒歩1分)。JR山手線「新大久保駅」やJR・西武新宿線「高田馬場駅」からも徒歩約15分でアクセス可能です。所在地は新宿区大久保3-1-2(都立戸山高校や戸山公園の近く)です。
- 利用時間:午前9時〜午後10時(受付窓口は8時45分〜21時00分まで)。
- 休館日:毎月第2月曜日(祝日の場合は翌日休館)、年末年始(12月29日〜1月3日)。この他、毎年5月と12月に施設メンテナンスのための連続休館(約5日間)があります。
- 利用料金:個人利用は大人400円/回、中学生以下100円/回でプールや体育館が利用できます(夏季プールは2時間までの時間制限あり)。区内在住の障がい者の方は無料利用可。スポーツセンター主催の各種フィットネス教室は1回500円程度で、参加したいプログラムの1週間前からインターネットで予約受付があります(当日空きがあれば飛び入り参加も可能)。
- 特徴・設備:25m×6コースの室内温水プールでは、泳ぐだけでなく水中ウォーキングもできます。体育館(多目的ホール)はバレーボール1面またはバドミントン1面が張れる広さで、卓球台の個人開放も行われます。武道場や弓道場があり、日本文化的な武道の練習にも対応しています。プラネタリウムでは定期的に一般投影会が実施され、スポーツ以外の楽しみ方も提供しています。
- 利用方法:個人利用の場合、新宿スポーツセンター同様に予約不要で直接来館し、券売機で利用券を購入します。プールや体育館の一般開放スケジュールは公式サイトや館内掲示で確認できます。団体で体育館等を貸切利用したい場合は事前に利用者登録を行い、区の施設予約システムから抽選または先着予約を行ってください。
- 注意事項:館内の体育室や武道場は土足厳禁ですので室内履きを持参してください。プール利用時はスイムキャップ着用必須、刺青の露出は禁止されています(隠していれば利用可)。プールは毎正時55分〜00分に安全確保のため休憩時間が設けられています。施設内に駐車場はありませんので、公共交通機関の利用がおすすめです。
- 公式ウェブサイト:新宿コズミックスポーツセンター(公益財団法人新宿未来創造財団の施設紹介ページ)
3. 大久保スポーツプラザ
大久保スポーツプラザは、新宿区北部の大久保エリアにある地域密着型のスポーツ施設です。屋内には多目的ホールや和室、児童遊戯室があり、屋外にはテニスコートも併設されています。規模は新宿スポーツセンター等に比べると小さめですが、地域のサークル活動や子どもの遊び場として活用されています。特にテニスコートは区民に人気で、仲間とテニスを楽しみたい外国人の方にも開放的なスポーツ環境を提供しています。
- アクセス・場所:東京メトロ副都心線「西早稲田駅」から徒歩3分(駅出口から明治通りを東へ少し進んだ先)。JR山手線「新大久保駅」から徒歩約8分、JR・西武新宿線「高田馬場駅」からも徒歩10分程度です。所在地は新宿区大久保3-7-42。
- 利用時間:午前9時〜午後10時まで。
- 休館日:毎月第3月曜日(祝日の場合は翌日休館)、年末年始(12月29日〜1月3日)。
- 施設設備:ハードコートの屋外テニスコートが2面あり、爽快な屋外プレーを楽しめます。多目的ホール(体育館)はバスケットボールや卓球、ダンス等に利用可能で、音響設備も備わっています。和室は軽い体操や地域の集会などに使われ、畳の上でゆったりとストレッチをすることもできます。未就学児向けの児童遊戯室もあり、ボールプールやブロックで遊べるスペースが無料開放される時間帯もあります。
- 利用料金:テニスコートの貸出料金は2時間1面あたり1,500円(区内在住・在勤の団体料金、ナイター時間帯は1面1,800円)です。体育館の個人利用に関しては、団体貸切の予約が入っていない時間帯は無料で個人開放されます(卓球台やバドミントンなど遊べます)。和室や多目的ホールの団体貸切料金は利用時間帯や用途によって異なるため、詳細は公式情報をご参照ください。
- 利用方法:個人利用の場合、当日の空き状況によって直接施設へ行き受付に声をかければ利用できます。例えば「卓球をしたい」「子どもを遊ばせたい」と言えば、空いているスペースへ案内してもらえます。団体でテニスコートやホールを使用したい場合は、新宿区の施設予約システムを通じて事前に予約を行います(利用希望日の2か月前から抽選申込、空きがあれば先着予約)。なお、利用日の5日前までに貸切予約が入っていない場合、その時間帯は個人利用(無料開放)になります。
- 注意事項:駐車場がないため車での来館はご注意ください(自転車の駐輪スペースはあり)。児童遊戯室を利用する際は保護者の付き添いが必要です。また、多目的ホールで運動する際は室内シューズを使用し、備え付けの設備や用具は丁寧に扱ってください。施設内は飲食可能なロビーもありますが、ゴミは各自持ち帰るルールとなっています。
- 公式ウェブサイト:大久保スポーツプラザ(新宿未来創造財団)(利用案内や予約方法の詳細ページ)
4. 四谷スポーツスクエア
四谷スポーツスクエアは、2020年にオープンした比較的新しい区立スポーツ施設です。JR四ツ谷駅前再開発ビル「コモレ四谷」の地下に位置し、都心にいながら本格的なスポーツ活動ができる場として注目されています。広さ約326㎡の多目的ホールは、バレーボール1面またはバドミントン1面が張れる大きさで、卓球やダンスにも利用できます。防音設備の整った音楽スタジオや大小の会議室もあり、スポーツ以外に音楽練習やカルチャー活動にも活用できるのが特徴です。駅徒歩2分というアクセスの良さもあり、外国人の方が仕事帰りに立ち寄ってスポーツや交流を楽しむにも便利な施設です。
- アクセス・場所:JR中央線・総武線、東京メトロ丸ノ内線・南北線「四ツ谷駅」から徒歩2分と駅至近です。コモレ四谷というビルの地下1~2階部分が施設になっています(新宿区四谷1-6-4)。
- 利用時間:午前9時〜午後10時(受付窓口は8時45分~21時00分)。
- 休館日:毎月第2月曜日(祝日の場合は翌日休館)、年末年始(12月29日〜1月3日)。また、コモレ四谷全館の休館日として毎年7月第3土曜日が休館日となっています。
- 利用料金:個人利用は大人400円/回、中学生以下100円/回で、開催日に合わせて卓球やバドミントン等に参加できます(利用時間帯区分ごとの料金制)。多目的ホールや音楽室の貸切利用料金は区分(午前・午後・夜間)ごとに定められており、バレーボールなど団体利用時は別途申し込みが必要です。個人開放日程は公式サイトのスケジュールで確認できます。
- 施設の特徴:多目的ホールの片側壁面は高さ5mの大型鏡張りになっており、ダンスやエクササイズの練習に最適です。音楽室にはアップライトピアノが常設されており(ピアノ使用は1回1,000円の料金)、バンド練習や演劇の稽古などにも利用できます。会議室も複数あり、ヨガやピラティスの小規模クラスから地域のミーティングまで幅広く対応します。定期的にピラティス教室やフットサル教室、子ども向けダンス教室などのプログラムも開催されています。
- 利用方法:個人利用可能なプログラム(卓球開放やダンスフリースペースなど)は、当日の所定時間に直接施設へ行き受付します(先着順の場合あり)。団体でホールや音楽室を利用する場合は事前に団体登録を行い、利用月の前月から予約申請(抽選または先着)を行います。予約はインターネット(レガス新宿施設予約システム)または窓口で受け付けています。
- 注意事項:多目的ホールや音楽室では土足禁止のため、必ず室内用シューズまたはスリッパを使用してください。施設内に有料駐車場・駐輪場がありますが台数に限りがあるため、可能な限り公共交通を利用すると良いでしょう。また、大音量を伴う楽器(和太鼓など)や危険物の持ち込みは事前相談が必要です。
- 公式ウェブサイト:四谷スポーツスクエア(イベント日程や予約案内のページあり)
5. 元気館
元気館(げんきかん)は、新宿区戸山地区にある健康増進のためのスポーツ施設です。「健康づくり」「介護予防」をコンセプトに掲げており、乳幼児から高齢者まで誰もが気軽に運動できる場として親しまれています。館内にはフィットネスマシンを備えたトレーニング室、各種運動プログラムを行う健康スタジオ、バスケットボール・バドミントン等ができる体育館(アリーナ)や集会室があります。専門スタッフによる運動相談カウンターもあり、運動初心者の方でも安心して利用できます。新宿区在住・在勤でなくても利用可能で、地域の健康づくりイベントも多く開催されています。
- アクセス・場所:東京メトロ副都心線「西早稲田駅」から徒歩5分。明治通り沿いに面した戸山公園近くに位置し、住所は新宿区戸山3-18-1です。JR山手線「新大久保駅」からも徒歩15分程度でアクセスできます。
- 利用時間:平日・土曜日は午前9時〜午後8時45分(最終受付20時00分)、日曜日・祝日は午前9時〜午後5時45分(最終受付17時00分)となっています。
- 休館日:年末年始(12月29日〜1月3日)。※そのほか臨時に休館となる場合があります。
※お知らせ:元気館は施設改修工事のため2024年4月1日から2026年3月31日まで(予定)休館となっています。利用再開時には予約方法等が変更となる可能性がありますので、最新情報は公式サイトで確認してください。 - 利用料金:トレーニング室および体育館の個人利用は大人400円/回、中学生以下100円/回です。健康スタジオで開催される教室プログラムは、当日参加できるフリー型(利用券を購入して参加、1回あたり数百円)と、事前申込が必要なコース型(数ヶ月単位の講座、受講料別途)があります。
- 主な設備・プログラム:トレーニング室にはランニングマシンや筋力トレーニングマシン等、一通りのフィットネス機器が揃っています。使い方がわからない場合もスタッフが丁寧に指導してくれるので安心です。健康スタジオではヨガ、ピラティス、エアロビクス、フラダンス、シニア向け体操から、子ども向けのキッズ空手、チアダンス、体操教室まで非常に幅広いクラスが開かれています。体育館では個人開放日にバスケットボールや卓球、バドミントン等を楽しめます。
- 利用方法:トレーニング室を利用する際は、運動しやすいウェアと室内専用シューズを着用してください。受付で利用券を購入し、必要に応じて初回オリエンテーションを受けてからマシンを利用できます。各種教室への参加方法はプログラムにより異なりますが、当日先着制のものは開始20分前から受付、事前申込制のコースは往復ハガキや窓口・WEBでの申込みが必要です(人気講座は抽選)。
- 注意事項:館内にはロッカールームやシャワー設備もあります(コインロッカー100円※使用後返却式)。ただし駐車場はありませんので、公共交通機関や自転車等でお越しください。飲み物はフタの付いた容器で持ち込み可能ですが、館内は禁煙・禁酒です。体調の悪い時の無理な運動は避け、みんなが安心して使えるようマナーを守って利用しましょう。
- 公式ウェブサイト:新宿区 区立元気館 案内ページ(新宿区公式サイト内)
これら5つの区営スポーツ施設を活用すれば、東京での生活が仕事だけでなく余暇も充実したものになるはずです。利用にあたって言葉の心配がある場合でも、基本的な利用方法はシンプルで、受付で指さし英語や簡単な日本語で伝えれば対応してもらえます。ぜひ気軽に足を運んで、運動を通じた健康維持や地域交流を楽しんでください。日本での中長期滞在が、スポーツを通じてより豊かで楽しいものになりますように!
