仕事だけでなく、レクリエーションや運動を取り入れて暮らしを豊かにしませんか? 数ヶ月から数年の中長期で日本に滞在する外国人の方にとって、東京・中野区の公共スポーツ施設は強い味方です。中野区が運営する体育館やスポーツセンターは、安価で利用しやすく、ジムでのトレーニングからプールでの水泳、バスケットボールやバドミントン、卓球など様々なスポーツを楽しめます。今回は、外国人でも利用しやすい中野区の公共スポーツ施設を5つ厳選し、場所やアクセス、営業時間、料金、利用方法、予約方法、マナーや注意点まで詳しくご紹介します。日本での生活をもっとアクティブで楽しいものにしましょう!
1. 中野区立総合体育館(中野総合体育館)
概要: 2020年に開館したばかりの「中野区立総合体育館」は、中野区の旗艦スポーツ施設です。平和の森公園内にあり、広大で最新設備が整った屋内スポーツセンターとなっています。メインアリーナは観客席804席を備え、バスケットコート2面(バレーボールコートなら2面、バドミントンなら最大8面)を張れる大きさです。サブアリーナ(小アリーナ)もあり、剣道・空手・柔道などに使える武道場が2室、3階には充実したトレーニングジム(マシンジム)があります。トレーニングルームの一角には本格的なクライミングウォールまで併設!1階ロビーにはカフェがあり、キッズスペースや平和に関する資料展示コーナーもあります。2階観覧席の外周は室内ランニングコース(1周190m)になっており、雨の日でも走れます。なお、この体育館にはプールはありません(水泳をしたい場合は他施設を利用)。
場所・アクセス: 中野区新井3-37-78(平和の森公園内)に位置します。西武新宿線「沼袋駅」南口から徒歩5分ほどで、公園の中に入口があります。JR・東京メトロ「中野駅」北口からも徒歩17分程度です(中野駅から京王バス[中91系統]で「中野区立総合体育館」停留所下車1分というルートも、土日祝限定であります)。駐車場・駐輪場も敷地内にありますが、混雑しやすいので公共交通機関の利用がおすすめです。
営業時間: 朝6:45〜夜22:30まで開館しています(施設利用可能時間は朝7:00〜22:15)。早朝から夜遅くまで開いているので、出勤前や仕事帰りにも利用できます。休館日は毎月第2月曜日(その日が祝日の場合は翌平日)と年末年始(12月29日〜1月3日)です。臨時休館や短縮営業がある場合は事前に告知されます。
利用料金: 利用しやすい個人利用料金が設定されています。料金支払いは体育館入口の券売機で行い、1回(区分ごと)ごとのチケットを購入する仕組みです。たとえば、個人開放利用(決められた時間帯に誰でも使える枠)の場合、大人は2時間200円(中学生以下100円)という破格の料金です。夜間帯でも料金は同じで、延長したい場合は追加券(1時間100円)を購入すればOKです。トレーニングジムも同様で、2時間200円(延長1時間ごと100円)です。ランニングコースのみ利用の場合は2時間100円とさらに安く設定されています。クライミングウォールは2時間200円+初回講習料(初回のみ別途300円〜500円程度)で利用できます。団体利用(コートや施設の貸切)には別料金体系がありますが、こちらも区民利用であれば1コマ(2時間)数千円程度と安価です。支払いは現金のほか、券売機で交通系ICカードやクレジットカードも利用可能なので便利です。定期利用する方向けに回数券(例えば1時間券×12枚つづりで2,000円など)も販売されています。
利用方法・予約: 個人利用の場合、基本的に予約不要で当日直接行って利用できます。ただし、競技場(アリーナ)の利用は時間帯ごとに種目が決まっています。体育館では曜日・時間帯によって「バドミントン開放」「バスケットボール開放」「卓球開放」などの個人開放スケジュールが組まれているので、事前に公式サイトや館内掲示でスケジュールを確認しましょう。開放時間に合わせて行けば、受付で利用券を買うだけでそのスポーツに参加できます(用具は基本持参ですが、卓球のネットやバドミントンのネット等は設置してあります)。トレーニングジムを利用したい場合、初回利用時に利用登録が必要です。受付で申込用紙に記入し、簡単なオリエンテーションやマシンの使い方説明(日本語ですが、スタッフがジェスチャー等で丁寧に教えてくれます)を受けます。一度登録すれば、あとは毎回券売機でチケットを買って自由にジムを利用できます。ジムも予約不要ですが、混雑時は定員制限で待つ場合があります(ちなみに、現在はジムの混雑状況をリアルタイムで確認できるWEBサービスもあります)。クライミングウォールは安全講習の受講予約が必要です。小学生以上を対象に定期的に講習会を実施しており(例:毎週木曜19時〜は大人向け講習など)、講習を受ければ今後フリー利用が可能になります。詳細は問い合わせると良いでしょう。団体利用(施設の貸切利用)をしたい場合は、中野区の施設予約システムに利用者登録して予約申し込みを行います(抽選または先着)。ウェブや館内端末から申請できますが日本語のみのため、ハードルが高ければ体育館窓口で相談してみましょう。大会やイベントでの利用も多い施設なので、団体で使いたい場合は早めの計画がおすすめです。
マナー・注意事項: 日本の公共体育館でスポーツをする際の一般的なマナーを心得ておきましょう。まず土足厳禁です。建物入口で靴を履き替え、室内用シューズを持参してください(競技用の運動靴でOKですが、外で履いていない綺麗なものを)。更衣室のロッカーは100円硬貨が必要なタイプです(使用後に返却されます)。運動できる服装で行きましょう。館内では基本的に飲食禁止(水・スポーツドリンクはOK)なので、スポーツドリンク等はフタつきボトルで持ち込み、所定の場所で休憩時に水分補給してください。ゴミは自分で持ち帰るルールです。喫煙は禁止で、敷地内も含め全面禁煙です。また、大音量の音楽を流したり、大声を出し続ける行為は他の利用者の迷惑になるので控えましょう。スタッフから指示やアナウンスがあった場合は従ってください(日本語ですが、雰囲気で察したり周りの人に確認しましょう)。特に体育館アリーナでは多世代・多国籍の方が一緒に利用します。お互いに譲り合い、順番を守ってプレーしてください。初めて利用する外国人の方は不安もあるかもしれませんが、受付やスタッフに「初めてです」と伝えれば優しく案内してくれます。気持ちよく利用するため、館内の掲示ルール(英語併記もあります)を確認し、基本的な礼儀を守りましょう。公式サイト: 中野区立総合体育館(平和の森公園 体育館) – 日本語ページ: heiwanomori-park.com/gymnasium/
2. 中部スポーツ・コミュニティプラザ(中野区中央エリア)
概要: 「中部スポーツ・コミュニティプラザ」は、中野区中央部の地域スポーツセンターです。規模は総合体育館ほど大きくありませんが、地域住民の身近な運動拠点として充実した設備があります。館内には体育館(アリーナ)があり、面積は約463㎡とやや小ぶりですが、フットサルやバスケットボール1面、バレーボール1面程度のプレーが可能です(種目によっては半面ずつでバドミントンや卓球台を複数配置できます)。この施設にはプールはありませんが、筋トレ用のトレーニングルーム(約146㎡)があり、チェストプレスやラットプルダウンなどの各種筋力マシン、エアロバイク、ランニングマシン、ダンベルなど一通り揃っています。また、鏡張りの多目的ルーム(約82㎡)があり、ダンスやヨガ、バレエなどに利用されています。屋外には屋外運動広場(人工芝、約1171㎡)も併設されており、主にフットサルコートとして利用可能です(ゴールなどあり)。地域のスポーツクラブの事務局もここにあり、子供から高齢者までの教室活動も盛んです。こぢんまりとしていますがアットホームな雰囲気で、気軽に立ち寄れる施設です。
場所・アクセス: 中野区中央3-19-1に位置し、「中部すこやか福祉センター」という建物内にあります。最寄り駅は**東京メトロ丸ノ内線「新中野駅」**で、徒歩9分(1番出口から中野通りを北上し、中央3丁目交差点を左折)。JR・東京メトロ「中野駅」南口からは徒歩約20分ですので、遠い場合はバス利用も検討できます。京王バス(渋64系統)や関東バス(宿05系統)で「堀越学園前」バス停下車徒歩5分です。駐車場・駐輪場はほとんどありません。特に車・オートバイでの来館は遠慮するよう公式に案内されていますので、公共交通で向かいましょう(自転車も福祉センターの利用者以外は停めにくい状況です)。
営業時間: 9:30〜20:45が開館時間です(トレーニングルームの利用は9:30〜20:30までと終了15分前に締め切り)。他のプラザに比べ早めに閉館するので注意してください。休館日は毎月第1・第3月曜日(祝日の場合は翌平日休館)、年末年始(12/29〜1/3)です。また、各種選挙の投票日も臨時休館となります。これら以外にも館内整備や行事で臨時休館・営業時間変更があることもあるので、来館前に中野区や施設のホームページで最新情報を確認すると安心です。
利用料金: 中部プラザでは、「地域スポーツクラブ」会員価格と一般(非会員)価格の2種類の料金が設定されています。中野区在住・在勤・在学者であれば無料で会員登録ができ、各種料金が割引になります。ぜひ受付で会員登録をしておきましょう(住所や職場・学校が確認できるものが必要です)。例えば、トレーニングルームの利用料金は一般が2時間200円(1時間以内100円)ですが、会員はその半額の2時間100円(1時間50円)と驚きの安さです【※2024年7月改定後】。ほんの数十円〜数百円で運動できるのは公共施設ならではですね。体育館や屋外広場の団体利用料金も、会員だと一般の半額になります(2時間あたり体育館3,100円→会員価格1,550円、といった具合)。個人で体育館を利用するフリー開放がある場合も数百円程度です。なお、スタジオや屋外広場の利用については原則団体予約制で、個人でフラッと行って使う機会は少ないです。ですが、卓球台開放デーなどイベント的に個人利用できる日もあるので、お知らせを要チェックです。いずれにせよ、中部ではジム利用が主な個人利用となるでしょう。支払いは券売機にて現金で行います(残念ながら中部プラザの券売機は現金のみのことが多いです)。小銭または千円札の用意をお忘れなく。
利用方法・予約: 個人でトレーニングジムを利用する場合は、営業時間内いつでも利用できます(予約不要)。最初に受付で「トレーニングルーム利用登録」を済ませましょう。日本語で住所氏名等を書く用紙がありますが、スタッフがサポートしてくれます。マシンの使い方や注意事項の説明を受けたら登録完了です。その後は券売機でチケットを買い、入口で係員に渡して入室します。ジムは狭すぎず広すぎずの規模で、夕方以降は近隣の社会人の方も多く利用しています。順番待ちが出るほど混むことはあまりありませんが、1台のマシンを長時間占有しないなど譲り合って利用しましょう。体育館アリーナや屋外広場を使いたい場合は、基本的に団体予約が必要です。友人同士でバスケやフットサルをしたい場合は、代表者が中野区の施設予約システムに登録し、利用希望日の予約を取る流れになります(プラザ窓口でも相談すれば予約手続きを手伝ってくれます)。区内在住者でなくても予約自体は可能ですが、料金は一般扱いになります。また、利用には2ヶ月前からの抽選申込などルールがあります。定期的なスポーツ教室も開催されています。中部プラザ主催のダンス教室やヨガ講座などは、広報なかのや施設HPで募集案内が出ます(先着または抽選)。外国人の方でも条件を満たせば参加できますので、興味があれば応募してみましょう。
マナー・注意事項: こちらでも土足は禁止ですので、必ず運動用の上履きを持って行きます。とくに体育館やトレーニングルームでは外履きは禁止で、床を傷つけない室内シューズが必要です。利用後は現状復帰が鉄則です。使った器具(ウェイト類など)は元の位置に戻し、汗をかいたマシンは備え付けのタオルや持参のタオルで軽く拭き取りましょう。更衣室にシャワーはありますが、ボディソープやシャンプーの使用は不可です(水で流す程度にしてください)。運動後は自宅で改めてシャワーを浴びる利用者が多いです。備品の貸し出しは基本ありません。 ボールやラケット類は必要に応じて各自持参してください(卓球台やネット、フットサルゴール等は備え付けがあります)。万一備品や施設を破損してしまった場合、自分たちで修理費等を負担する責任がありますので、大切に扱いましょう。館内での飲食は定められた場所のみです(ロビーで水分補給はOKですが、食事は不可)。ゴミは各自持ち帰りましょう。施設内で大声や騒音を出すと福祉センター利用者や近隣住民の迷惑になりますので控えてください。特に夜8時過ぎに退出する際は周囲は住宅街ですので、静かに退館しましょう。なお、この施設には駐車場がほぼありません。うっかり車で行っても停める場所がないのでご注意ください。またバイクも不可、自転車も台数が限られます。公共施設ならではのルールを守って、地域の一員として気持ちよく利用しましょう。公式サイト: 中野区スポーツ・コミュニティプラザ(中部) – 日本語: nakano-sports-comm.net(「中部スポーツ・コミュニティプラザ」のページを参照)
3. 南部スポーツ・コミュニティプラザ(中野区南部エリア)
概要: 「南部スポーツ・コミュニティプラザ」は、中野区南部(弥生町エリア)にある総合スポーツ施設です。広めの体育館アリーナ(約678㎡)では、バスケットボールやバレーボールのコートが1面ずつ、バドミントンコートなら3面程度設置できます。天井も高く、本格的な室内スポーツが楽しめます。また、大きな魅力は25m室内温水プール(6コース)を併設していることです。年間を通じて快適に泳げ、子どもから大人まで利用されています。プールサイドに小さな幼児用プールはありませんが、必要に応じて子ども向けに浅くする工夫もされています(泳ぎ慣れない子向けに浅いコース設定の日あり)。さらに、トレーニングルーム(約156㎡)も完備。こちらには各種筋トレマシンやランニングマシン、エアロバイク、ダンベルセットなどが揃い、しっかり体を鍛えられます。床に鏡のある多目的ルーム(約88㎡)もあり、エアロビクスやダンス、体操教室などに使われています。プールもジムも体育館もあるバランスの良い施設で、地域のスポーツニーズに幅広く応えています。
場所・アクセス: 中野区弥生町5-11-26にあります(南部すこやか福祉センター併設)。最寄りは**東京メトロ丸ノ内線「中野富士見町駅」**で、徒歩7分ほどです。駅を出て鍋横商店街方面に進み、南中野地域事務所方面へ。周囲は住宅街ですが、建物に看板が出ています。また、京王バス(渋谷駅〜中野車庫間の渋63系統、または新宿駅西口〜佼成病院間の宿45系統など)が通っており、「富士高校(東京富士高校)バス停」から徒歩1分です。駐車場は台数がごくわずかしかありません。公式にも「車・オートバイでの来場はご遠慮ください」と案内されています。自転車置き場も限られていますので、公共交通機関の利用を強くおすすめします。
営業時間: 9:30〜23:00と、中野区内のスポーツ施設では最も遅くまで開いています(夜11時まで)。ただし、設備ごとに利用終了時間が異なります。例えばトレーニングルームは22:30頃まで、プールは清掃等の関係で21:50頃までが利用時間となっています。21:50以降は更衣や片付けの時間とし、23時閉館に向けて退出する流れです。遅い時間まで開いているので、仕事帰り21時からひと泳ぎ、といった使い方も可能です。休館日は毎月第1・第3月曜日(祝日の場合は翌平日休館)と年末年始(12/29〜1/3)、それに加えて選挙日など公的行事日は休館になります。こちらも臨時休館情報はWeb等で確認してください。
利用料金: 南部プラザも会員(区民)と一般(非会員)で料金差があります。外国人の方でも中野区に住民登録している場合は迷わず会員登録しましょう。プール・ジム・体育館いずれも会員料金は一般の半額で利用できます(登録無料)。料金の目安として、プールは大人1回(利用1時間につき)200円、子ども100円です(2時間利用なら2枚必要)。会員だと実質大人100円/時間と激安です。時間制とはいえ、1回で2時間以上泳ぐ人は少ないので、実質200円程度で好きなだけ泳げる感覚です。トレーニングルームも同様に、一般は2時間200円、会員は2時間100円という設定です。さらにお得な回数券も共通利用でき、先述のとおり温水プール回数券(1時間券×12枚つづり2,000円)などがあります。南部と鷺宮のプールは相互利用OKなので、どちらでも回数券を使えます。団体利用料金(体育館貸切など)は、夜間2時間で一般6,000円前後・会員3,000円前後など種目により異なります。詳しくは料金表がありますので、必要に応じ問い合わせてください。いずれにせよ、民間ジムと比べ驚くほど安い価格で施設を使えるのが魅力です。
利用方法・予約: プール利用は個人利用が基本で、予約不要です。営業中はいつでも飛び込み(文字通りではなく比喩です)で泳ぎに行けます。受付で券売機のチケットを買い、プール受付に渡して利用します。混雑時は入場者数を制限する場合もありますが、定員は十分多いのでよほどのピークでなければ大丈夫でしょう。なお、プールにはスイミングスクールや区の水泳教室が入る時間帯もあります。その際は一部コースが貸切になっていますが、他コースで一般遊泳はできます。プールの開放スケジュールは掲示板やWebで確認できます。体育館アリーナ利用については、基本的に団体予約制です。バスケットボールのゴールやバレーのネットなど備品も揃っていますので、利用団体はそれらを設営して使います。個人でふらっと行って体育館でシュート練習…というのは難しく、事前に仲間内でコートを予約するか、体育館の個人開放イベントに参加する形になります。南部プラザ単独での個人開放はあまりありませんが、区全体の催し(スポーツ開放デー等)で解放されることもあるので広報をチェックしましょう。トレーニングジムも会員・非会員問わず随時利用できます。中部プラザと同じく、初回に利用登録(オリエンテーション)を受けてから利用開始です。夜22時頃まで好きな時間に行けるので、自分のペースで通えます。教室参加を希望する場合、例えば南部プラザ主催の「アクアビクス教室」や「初級水泳教室」などが定期的に開催されています。申し込みは往復ハガキやWeb応募(日本語)になりますが、在住者ならどなたでも応募できます。当選すれば所定の受講料(数千円程度)でコースに参加できます。外国人の方も、申し込みさえクリアすれば教室内では一緒に体を動かして楽しめます。
マナー・注意事項: プール利用時のマナーは非常に大切です。日本の公営プールでは水泳帽(スイムキャップ)着用が必須ですので、必ず持参してください。泳ぐ前にはシャワーで体を流し、化粧や整髪料も落としてから入水します。プールサイドでは走らない、飛び込みは禁止、といった基本ルールを守りましょう。大人用プールは水深1.2〜1.3mあります。身長や泳力が心配な方は無理せず浅いコースやビート板(備品として置いてあることがあります)を使ってください。刺青(タトゥー)に関する明示的な規則はありませんが、日本ではプールでタトゥーを隠すのが一般的です。ラッシュガード(水着用上着)などを着用して隠すか、シールでカバーするなど配慮すると無用なトラブルを避けられます。子どもだけでの利用はできません。小学生以下は必ず18歳以上の保護者同伴が必要で、幼児の場合は大人1人につき幼児1人までなど付き添い人数の決まりがあります。詳しくは受付に掲示がありますので確認しましょう。更衣室では備え付けのコインロッカー(100円返却式)を使い、荷物管理をしてください。シャワーは水のみで体を流す簡易なものです。体育館やジム利用時も共通ですが、上履きを持参すること、利用後は清掃を行いゴミを持ち帰ることが求められます。特に南部プラザでは「体育館利用後は2時間枠内で清掃まで完了すること」との注意があり、時間内にモップがけなど簡単な清掃を利用者自身で行う決まりです。他の利用者が気持ちよく使えるよう、次の人への思いやりを持ちましょう。さらに、備品の貸出はありませんので、バスケのボールや卓球ラケットなどは自前で用意します。団体利用時はネットや支柱の設置も利用者側で行うルールです。職員さんやスタッフも時折見回りや指導を行いますが、困ったときは気軽に声をかけて大丈夫です(簡単な英語なら通じるスタッフもいます)。施設内は土足厳禁なので、下足箱に靴を入れ、必ず履き替えてからフロアへ入ってください。また館内は禁煙です。当たり前ですが飲酒状態での運動も禁止です。南部プラザは夜遅くまで開いているため、退出時刻(23時)には既に外は静かな住宅街です。特に夜間利用者は、帰り道で騒がないようご注意ください。公式サイト: 中野区スポーツ・コミュニティプラザ(南部) – 日本語: nakano-sports-comm.net(「南部スポーツ・コミュニティプラザ」のページを参照)
4. 鷺宮スポーツ・コミュニティプラザ(中野区北西部エリア)
概要: 「鷺宮スポーツ・コミュニティプラザ」は、中野区北西エリアの代表的な公共スポーツ施設です。かつて「鷺宮体育館」という名前でしたが、2019年に大規模改修されて新装オープンしました。館内は非常にきれいで、設備も現代的です。広い体育館アリーナ(約825㎡)は、バレーボールコートなら2面、バスケットボール・フットサルなら1面、バドミントンは最大3面、卓球台なら最大16台設置可能という大きさです。天井も高く、地域の各種スポーツ大会も開催されます。加えて、温水プールも完備しています(25m×7コース、水深1.2〜1.3m)。1・2コースは可動床になっており、最大で水深0.9mまで浅くできるため、子供向けの水泳教室や歩行運動にも対応できます。さらに幼児用の子どもプール(100㎡、水深0.6m)も別にあり、小さなお子さんの水遊びや水慣れにも利用されています。その他、多目的ルーム(93㎡、鏡付き)、ピアノを備えたミーティングルーム(65㎡、防音仕様)、30名ほど入れる会議室などもあり、スポーツ以外の文化活動やイベントにも対応しています。「鷺スポ」の愛称で親しまれ、子供の水泳教室から高齢者向け健康体操まで、幅広い世代の区民が集う交流拠点です。
場所・アクセス: 中野区白鷺3-1-13にあり、西武新宿線「鷺ノ宮駅」から徒歩3分という好立地です。駅を南側に出て、中杉通りを少し西に行くと右手に施設があります。電車アクセスがとても便利で、新宿から鷺ノ宮駅までは急行で約10分強です。駐車場・駐輪場はありませんので、必ず徒歩または公共交通で行きましょう。駅近くで人通りも多い地域なので、自動車の路上駐車などは厳禁です。
営業時間: 月〜土曜は9:00〜22:45(プールも含め22:45までですが、最終入場はもっと早い時間です)。日曜・祝日は9:00〜21:45までと、少し早く閉館します。休館日は毎月第4月曜日(祝日の場合は翌平日)と年末年始(12/29〜1/3)です。鷺宮プラザ独自の特徴として、夏季(概ね7月中旬〜8月末)には早朝水泳を実施します。期間中はプールのみ朝7:00から開放し、仕事前の社会人や夏休み中の学生が朝泳ぎに来られるようにしています(2024年の場合は7月15日〜8月31日の毎日7時開館でした)。早朝営業の期間・日程は年度によって発表されます。
利用料金: 南部プラザと同様の料金体系です。地域スポーツクラブ会員(中野区在住・在勤・在学者)は割引料金で利用でき、非会員(一般)は標準料金となります。例えばプールの個人利用料金は、一般大人200円/1時間(小中学生100円)、会員大人100円(小中学生50円)です。2時間泳ぐ場合、一般は400円、会員は200円となります。体育館の個人開放(日によって卓球開放などあり)の場合も、1コマあたり大人200円前後、子ども100円前後が目安です(会員はその半額程度)。トレーニングルームは鷺宮にはありません(※旧鷺宮体育館時代は卓球室があったが、現在は卓球もアリーナで行う形)。したがって、ジム利用したい方は南部か総合体育館へ行く必要があります。団体利用料金は南部と同じく、会員区分で半額優遇があります。体育館2時間貸切で一般6,200円、会員3,100円程度などです。回数券も南部と共通のプール回数券が使えます。中野区のスポーツ施設利用料は2024年7月に改定されていますが、それでも極めて良心的な価格と言えます。
利用方法・予約: プールの個人利用は開館中いつでも可能です。予約不要で、直接行って受付で券を購入し、利用できます。ただし、時間帯によっては区主催の水泳教室や障害者水泳プログラムなどで特定コースが使用中の場合があります。一般遊泳可能コース数が減ることもあるので、受付近くのコース利用表示を確認しましょう。とはいえ、大抵数コースは一般利用に開放されています。混雑時は1コースに複数人でゆずり合いながら周回泳をする形です。1コースに泳ぐ人が多い場合は、遅い人は端に寄る・速い人は中央側を追い抜く、といった日本のプールでよく見られるマナーを意識するとスムーズです。体育館の個人利用は、スケジュールで定められた個人開放日・時間に限り利用できます。例えば「卓球開放」や「バドミントン開放」の時間帯が設定されていることがあります。その際は誰でも参加可能で、利用券(200円程度)を買って体育館に入り、台やネットをシェアして遊びます。利用者が多いときは順番待ちになりますが、日本人利用者も譲り合っているので、声をかければ混ぜてもらえます。不安な場合、近くの職員に「初めて利用です」と伝えると案内してもらえます。団体利用(体育館をまるごと借りたい場合)は事前予約が必要です。中野区施設予約システムから申し込むか、鷺宮プラザ受付で直接空き状況を聞いて予約手続きを行います。地域のバレーボールクラブなどが定期利用している枠もありますが、空いている時間帯もあるので、相談してみましょう。教室参加については、鷺宮プラザではスイミングスクールや各種運動プログラムが多く開催されています。子ども向けの水泳教室、大人向けのピラティス教室など、人気の教室は募集開始すぐに埋まることも。申込方法は区報やWebに掲載されます。日本語での応募になりますが、スポーツを通じた地域交流のチャンスなので、ぜひ挑戦してみてください。
マナー・注意事項: プール利用時は前述の通り、水泳帽必須・シャワー浴びてから入水・時計やアクセサリー類は外す、など基本ルールがあります。幼児用プールを利用できるのは小さなお子さんのみで、大人だけで幼児プールに入ることはできません。子ども連れの場合、幼児用プールで遊ばせるときも目を離さないようにしましょう。また、オムツの取れていない乳幼児はプール利用不可です。泳げない方はビート板等で練習できますが、足のつかない深さが不安なら、鷺宮プールには可動床機能がある1・2コースが浅く設定される時間帯がありますので、そのタイミングを狙うと良いでしょう(主に子ども教室や家族利用向けの時間です)。更衣室では体をしっかり拭いてからロッカーエリアに戻り、床を濡らさないよう協力しましょう。体育館利用時は上履き持参はもちろんですが、鷺宮は床が新しくなったため特にシューズの裏が黒い靴は不可などの注意がされています。室内用でもゴム底が黒いと跡が残りやすいので、心配な場合は白や飴色ソールの体育館シューズを用意すると安心です。卓球やバドミントン開放に参加する際も、自分のラケット・シャトル等を持って行くとスムーズです(多少の貸出備品がある場合もありますが、数に限りがあります)。館内では日本語アナウンスが基本ですが、「館内では走らないでください」「利用時間終了です」等の内容なので、雰囲気で理解できるでしょう。スタッフは親切ですので、困ったらシンプルな英語やジェスチャーでも伝えてみてください。近隣は閑静な住宅街ですので、施設の出入口付近でたむろしたり大声で話したりしないようにしましょう。夜間の退出時は静かに駅まで向かうこともマナーの一環です。最後に、駐輪場がないため自転車利用はおすすめできません。駅前の有料駐輪場を利用する手もありますが、台数制限があります。どうしても自転車で来たい場合は、迷惑にならない場所に停めるしかありません(それでも自己責任となります)。公共施設ゆえの制約はありますが、その分利用者同士のコミュニティもあり、困っていると誰かが声をかけて助けてくれる温かさも感じられるでしょう。公式サイト: 中野区スポーツ・コミュニティプラザ(鷺宮) – 日本語: nakano-sports-comm.net(「鷺宮スポーツ・コミュニティプラザ」のページを参照)
5. 区立温水プール(中野中学校・第二中学校のプール開放)
概要: 中野区には、専用の区営屋内プールのほかに、学校の温水プールを地域に開放している制度があります。主なものが、中野区立中野中学校と第二中学校の屋内プールです。これらは普段は学校の授業等に使われていますが、授業のない時間帯(主に夜間や夏休み期間)に一般区民に開放されています。25m×6〜7コースの本格的な室内プールで、もちろん温水なので季節問わず快適です。設備面は学校プールですのでシンプルですが、更衣室・シャワー・ロッカーなど一通り揃っています。「ジムに入会するほどではないけど泳ぎたい」という方や、「総合体育館のプールが無くなって困っていた」という地元利用者に重宝されています。なにより利用料金が激安であることが最大の魅力です。特に中野駅周辺にお住まいの外国人の方には、中野中学校のプールが近場の運動スポットになるでしょう。
場所・アクセス:
- 中野中学校温水プール(中野区中野4-12-3)は、JR・東京メトロ「中野駅」北口から徒歩7〜8分の場所にあります。中野通りをブロードウェイ方向に進み、区役所新庁舎の裏手あたりの住宅街に学校があります。学校の敷地内プール棟へは、開放時間中のみ通用門から入れるようになっています。住宅街の中なので、現地では案内表示に従ってください。
- 第二中学校温水プール(中野区本町5-14-16)は、東京メトロ丸ノ内線「中野富士見町駅」から徒歩12〜15分、または京王新線「幡ヶ谷駅」から徒歩約15分の場所にあります。中野富士見町駅からだと南東方向へ、方南通り沿いの本町五丁目交差点付近に学校があります。駅から少し歩きますが、住宅街の中で比較的わかりやすい場所です。どちらのプールも駐車場・駐輪場はありません。学校敷地内に無断で車やバイクで入ることはできませんし、周辺も路上駐車禁止です。自転車も、学校周囲の道路や公園に停めると近隣に迷惑がかかるため厳に慎むよう案内されています。ですから、両プールとも必ず公共交通で向かい、徒歩でアクセスしましょう。
営業時間: 学校プールの開放時間は限られています。**主に夜間(19:00〜21:00)の2時間が一般開放されます。平日夜や土日夜など、曜日は施設によって異なります(例:中野中学校プールは火曜・木曜・土曜の夜が多く、第二中は水曜・金曜・日曜夜が多い、といったパターンがあります)。毎週月曜日は、中野中プールが第1・3月曜休館、第二中プールが第2・4月曜休館となっていて、それぞれずらして休みになっています。このため、例えば第1月曜は中野中がお休みですが第二中は開いている、といった具合で、区民がどちらかで泳げるよう工夫されています。最終退館時間は21時厳守で、21時までに着替え等も済ませて校舎から退出します。また、19:00〜21:00の2時間枠では途中に一斉休憩はありません(以前は安全確保のため1時間経過時に10分休憩を入れていましたが、現在は休憩なしになりました)。各自、体調に留意しながら無理なく泳ぐようにしましょう。学校行事などで臨時休館することもあります。最新の予定は、中野区公式サイトに掲載の「プール開放予定表」**PDFで確認できます(3ヶ月ごとに更新されます)。
利用料金: 破格の安さです。高校生以上の大人は1時間200円、小・中学生は1時間100円で利用できます【2024年7月改定】。券売機では1時間券のみ販売しており、2時間利用する場合は1時間券を2枚購入します(大人2枚で400円)。なお、以前発行していた2時間券は廃止されました。回数券もあり、1時間券12枚綴りで大人2,000円、子ども1,000円です(2枚おまけ分お得)。回数券は中野中プールと第二中プールで共通に使えるので、2つのプールを行き来する方には便利ですね。中学生以下や満70歳以上の方、障害のある方と介助者などは利用料免除制度もあります。外国人の方でも中野区民で該当する場合は、手帳等を提示すれば無料になります。支払い・券購入は各プール入口の自動券売機で行います。千円札と硬貨(100円・500円・50円・10円)が使えます。おつりも出ますが、高額紙幣は使えませんので注意。券売機で購入後、プール受付スタッフに券を渡して入場します。
利用方法: 事前予約は不要で、開放時間中に直接プールへ行けばOKです。開始時刻の19時ちょうどを狙って行くとスムーズですが、途中入場も可能です(ただし料金は一律で安いので遅れて行っても同額となります)。プール棟入口で靴を脱ぎ(下駄箱があります)、券売機でチケットを購入します。スタッフに券を渡し、ロッカーの鍵を受け取る方式の時もあります(施設によって異なるので指示に従ってください)。更衣室は男女別にあり、コインロッカーが備わっています(こちらも100円返却式が多いです)。水着に着替え、スイムキャップを着用します。プールサイドに出る前に必ずシャワーで体を流しましょう。どちらの学校プールも25mプールで、コースは6〜7コースあります。基本的には自由遊泳用ですが、利用者数やレベルに応じてコースを分けています(掲示またはコースロープの色で「歩行専用」「ゆっくり」「速め」など分かれている場合があります)。泳ぐときは他の泳者と譲り合い、右側通行で周回するなどマナーを守ります。もしコースが空いていれば自由に往復して構いません。終了時間が近づくと笛やアナウンスで知らせがあり、21時に終了となります。終了5〜10分前には上がって着替え始める人も多いです。シャワーを浴び、着替えて、濡れた水着は各自持ち帰ります(脱水機が置いてあることもあります)。退出時にロッカーの鍵を返却して終了です。
マナー・注意事項: 学校施設ということもあり、より一層のマナー順守が求められます。子どもの利用制限に注意してください。小学校3年生以下の子は大人2人につき子ども1人までの同伴が必要、夜間(18時以降)は中学生以下だけでの利用は禁止など、安全のための規定があります。家族で利用する場合は区の案内ページで「保護者の付き添いルール」を確認しましょう。飲食は禁止で、ガムや飴を舐めながら泳ぐなんてもってのほかです。プールサイドにペットボトルの持ち込みもできません(休憩時は更衣室で水分補給するようにしましょう)。更衣室のマナーとして、プールの水滴をしっかり拭き取ってから更衣室に戻ることが挙げられます。更衣室を清潔に保つため、びしょ濡れのまま歩き回らないでください。加えて、学校の備品や施設を破損しないよう丁寧に扱いましょう。万一何か壊してしまった場合は、すぐスタッフに申告してください。写真撮影は厳禁です。スマホは更衣室のロッカーに入れ、プールエリアには持ち込まないほうが無難です(防水ケースに入れてタイムを計る程度なら黙認されるかもしれませんが、カメラ機能を使うのはNG)。プール内では日本語で放送がかかりますが、内容は「危険ですので走らないでください」「本日の利用時間はまもなく終了です」などです。外国人の方でも他の利用者の動きを見れば分かると思います。退出時はスタッフや他の利用者に「ありがとうございました」と一言挨拶すると、日本のローカルルール的には◎です。また、夜間は学校周辺も暗いですから、安全に気をつけてお帰りください。先述のとおり、絶対に車で校門付近に迎えに来てもらったり停めたりしないようにしましょう(近隣から苦情が出ています)。学校プール開放は自治体によっては珍しいサービスです。中野区はこれを有効に活用して区民の健康増進を図っています。日本語の案内が中心ですが、ルールを守れば外国の方も大歓迎です。リーズナブルに泳げる場として、ぜひ活用してみてください。公式情報: 中野区公式サイト内「中野中学校温水プール開放」「第二中学校温水プール開放」ページ(スケジュール・利用案内掲載、いずれも日本語)。
おわりに: 以上、中野区内で外国人にも利用しやすい公共スポーツ施設5ヶ所をご紹介しました。どの施設も利用料金が安く、気軽に体を動かせる環境が整っています。日本での生活リズムに運動を取り入れることで、健康維持はもちろん、地域の人々との交流や気分転換にもつながるでしょう。最初は言葉の壁があるかもしれませんが、施設には案内表示やスタッフのサポートもありますし、利用しているうちに慣れてくるはずです。「スポーツ」は万国共通、コートやプールに入ってしまえば言語が違っても自然と打ち解けられることも多いですよ。ぜひ中野区のスポーツ施設を活用して、仕事だけじゃない充実した日本での毎日を過ごしてください。あなたのスポーツライフが素晴らしいものになりますように!
